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マンション大規模修繕と悪質コンサルタントの関係とは?

コンサルタントの中には、もちろん真面目に行っているところもあります。しかしごく一部、談合やリベートなどを行う悪質なコンサルタントがいるのは間違いありません。ここではどのような手口を使うのかなどを紹介しているため、チェックしてくださいね。

悪質コンサルタントによる不正な手口とは

なぜ悪質コンサルタントが世に蔓延るのでしょうか?それは公募に問題があるといわれています。公募は一般的に決算書の提出期限などがあるため、真面目にそれを守るとコンサルタントの負担が高くなってしまうことがあります。一方で悪質コンサルタントは、公募があると知れば手当たり次第に申し込み、杜撰な決算書などを用いて公募に参加するのです。その結果として、真面目なコンサルタントは公募に参加せず、悪質なコンサルタントに決定してしまうケースがあります。

入札制度によって談合が起こりやすい

入札だから平等と思われがちですが、悪質なコンサルタントの行う競売では自分に都合のいい業者しか入札できないように条件などが厳しく設定されてしまいがちなのも問題です。

都合のいい業者だけで入札することが決まれば、談合し見積もり額を話し合って決めることになるでしょう。そうなれば適正な価格での工事施工は行われません。また施工することに決まった業者は、悪質なコンサルタントに賄賂(リベート)を渡します。もしリベートなどの影響で採算が合わない状態であれば、手抜き工事などに繋がってしまうでしょう。

悪質なコンサルタントは罰せられない

悪質なコンサルタントが悪い!と思う人もいるかもしれませんが、談合がバレたとしても、コンサルタントが罰せられることはありません。

談合の場合、独占禁止法という法律に違反した行為として罪に問われます。罰金を徴収する課徴金制度という罪が課せられますが、これに課せられるのは工事業者のみ。コンサルタントは無傷です。

もちろん、そんな現状が許されるわけはありません。公正取引委員会が介入する前に、初めに談合を報告した企業は全額、2番目に報告した企業は50%と罰金を免除する制度も存在しています。

大規模修繕の「コンサルタント」とは?

そもそもコンサルタントに、どのような役割があるか知っていますか?マンションの大規模修繕を行う際に、様々なサポートを行い、予定通りに工事を進めるのがコンサルタントの重要な役割です。

建物調査診断業務

調査診断とは、大規模修繕工事を前提に現状把握のための建物調査診断のことです。改修設計や仕様策定の基礎資料を作成するために実施されます。

改修設計業務

調査診断の結果をもとに、マンションにとって最適な改修仕様を計画します。ほかにも設計事務所による積算数量で設計予算書を作成や管理組合の予算との調整を図ることも大切な業務です。

施工業者選定業務

最も透明性が求められる業務です。基本的には、施工業者を公募により募ります。一次、二次選定を行い、最終的にはヒアリングで決定。優良で最適な施工業者であるか否かを比較しながら検討し判断を行います。

工事監理業務

設計側で、どんなに完ぺきな仕様を計画しても、実際の工事がきちんと施工されなければすべてが無意味になってしまいます。管理組合の代わりに施工者への技術的指導や工事のチェックなどを実施するのもコンサルタントの業務です。

長期修繕計画業務

長期期修繕計画を考えることも重要な役割です。もともとの計画書の内容と管理組合の要望を聞きながら、長期修繕計画を練り直します。

アフターサポート業務

修繕工事などを終えた後にトラブルが発生する場合に備え、施工者に対しアフター点検や保証などを義務付けし、保証期間中しっかり点検が行われているかチェックします。

信頼できるコンサルタントか、施工会社に直接相談しよう

真面目に取り組んでくれるコンサルタントに依頼すれば、管理組合の負担は軽減されます。しかし悪質なコンサルタントに依頼すれば、余計な負担を背負うことになりかねません。

マンション大規模修繕はコンサルタントを介入させなくても実施することは可能です。悪質なコンサルタントに引っかからないためには、コンサルタント自体を使わないのも一つの手でしょう。その際には、施工する業者をきちんとチェックするようにしてくださいね。

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