マンションの大規模修繕を行う際に大きなポイントとなる業者選びですが、慎重に行いたいと思えば思うほど、「そもそも数多くある業者の中からどうやって選べばいいのか」「見積もりを依頼する業者すら絞り込めない」と、リサーチに多くの時間を奪われてしまいがちです。そこで、各社の特徴や実績・信頼性をもとに千葉県の業者をご紹介します。
30年間にわたる事業活動と、年間100棟以上の施工実績に裏打ちされた確かな技術力と専門性の高さで定評のある、マンション大規模修繕工事に特化した企業です。2014年にYKK AP株式会社の子会社となってからは、YKKグループとしての品質も評価されてきました。2020年4月には「株式会社ラクシー」から「株式会社YKK APラクシー」へ社名変更をし、信頼性とともに知名度も高めています。
プロの目で行う建物調査から大規模修繕工事後の定期的な点検・メンテナンスまで一貫してお任せできることに加え、親会社であるYKKによる品質管理・資産価値工場のバックアップ体制が整っていることも大きな魅力です。
本社所在地 | 千葉県松戸市東松戸3-7-21 |
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対応エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉・仙台に支店・営業所あり |
電話番号 | 047-312-8888 |
公式サイトURL | https://www.ruxy.co.jp/ |
呉光塗装は設立から50周年を迎えた、地域密着型の会社です。マンションの大規模修繕工事では、マンションの資産価値の向上のみならず、高齢化による生活環境や社会環境の変化にも配慮し、居住者の生活向上にも努めています。居住性・安全・安心・防犯・バリアフリーなど、細やかな改修工事も手掛けているのが特徴です。
千葉県や近隣市町村、そして国土交通省など国が所有する公共施設の修繕工事や耐震改修なども手掛けるほど、高い信頼を得ています。
本社所在地 | 千葉県松戸市中根長津町25 |
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対応エリア | 東京・千葉 |
電話番号 | 047-365-1531 |
公式サイトURL | http://gokou-tosou.co.jp/ |
ティーエスケーは創立75年の歴史と実績を誇る、千葉県のみならず日本でも屈指の老舗企業です。県の所有する道路、橋、ダムなどの修繕・開発工事のほか、公立小学校校舎の大規模改修工事など、公共事業も手掛けています。マンション大規模改善工事の確かな技術力はもちろん、企業理念として「3つのプラスα」を掲げ、「多様化するニーズに対応」「アフターサービスの充実」「社会への貢献」に積極的に取り組んでおり、豊かな提案力や企画力が大きな特徴です。
本社所在地 | 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンB棟6階 |
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対応エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉(各県に支店あり) |
電話番号 | 043-307-3311 |
公式サイトURL | http://www.kk-tsk.co.jp/ |
マンションの大規模修繕工事では、外壁の塗装や補修工事、排水管や給水管の取り替え、屋上の防水マットの取り替え補強など大掛かりな修繕を行います。この大規模修繕を行うことで、マンションの老朽化や不具合を未然に防げます。また、住みやすい環境を保つことが出来ますし、マンションの資産価値を守ることにもつながります。簡単に説明しただけでも専門的な知識や技術が必要となることがわかるでしょう。
さらに、専門業者はその地域(都道府県)でマンションの修繕工事を行っていますので、どのようなマンションが多く、どのような 立地条件・環境にあるのか把握しています。そのため、兼務している会社よりも専門業者は実績と経験が豊富なケースが多いです。
マンション大規模修繕にかかる費用は、決して安いわけではありません。しかし少しでも経済的負担を減らすために、各自治体でさまざまな助成金が設定されています。ここでは千葉県における、修繕に関わる助成金について紹介します。
浦安市が行っている助成金です。分譲集合住宅の管理組合が大規模修繕工事の計画的な実施を目的に、修繕の箇所・時期・工事方法・所要金額などにかかわる実施する建物および設備に対する劣化診断調査を行う際に調査費用の一部を補助してくれます。計画修繕調査に要した費用の3分の1以内の額が支払われるため、条件さえ満たせば必ず受けてもらいたい助成です。
申請できる対象者は、市内の分譲集合住宅の管理組合です。ただし一度、この助成による補助金の交付を受けてしまうと10年間申請することができません。外壁・防水・鉄部塗装などの建物の構造、給排水設備・電気設備・消防設備・エレベーターなどの建物の設備に対して調査を実施した場合の調査費用、長期修繕計画の作成が対象項目になります。
分譲マンションの共用部分、及び敷地のバリアフリー化などに必要な費用の一部を助成してくれます。分譲マンションの質の向上を促進し、かつ安心して暮らせる環境づくりを支援することが目的です。
手すりの設置・スロープの設置・床のノンスリップ化・点字ブロックの設置・通路、開口部の拡幅又は改修・エレベーターの設置等・断熱改修・椅子式階段昇降機の設置などが対象項目になり、これらの工事を行う際に費用の3分の1、または助成の対象となる分譲マンションの専有部分(店舗・事務所等を除く)の戸数に2万円を上乗せした額のいずれか低いほうの額を助成してくれます。ただし上限は100万円となっているので注意してください。
分譲マンション共用部分などをより良くする目的の改修工事を、市川市内の施工業者を利用して行う場合、その管理組合に対して経費の一部を助成します。
バリアフリー化や居住部分の浸水対策などの工事が対象となり、管理組合の集会などで決議されていることが条件です。上限は100万円ですが、対象工事費の3分の1または10万円、住戸数のいずれか少ない額が助成額になります。申請してから約1ヶ月経過したのちに補助金が指定された銀行に振り込まれるという流れです。
綿状のアスベスト吹付け材が施工されている建築物の所有者等を対象に、分析調査及び除去等にかかる費用の一部を補助してくれるサービスになります。分析調査の場合、アスベストの有無や含有率を測定することができる必要な装置、機器を備えている作業環境測定機関にて、建築物石綿含有建材調査者が実施することが条件です。上限として1棟当たり25万円まで補助されます。
除去等では事前調査または分析調査の結果、アスベスト吹付け材であることが確認されたものが対象です。1棟当たりの上限は100万円となり、除去や封じ込め、囲い込み、アスベスト吹付け材が施工された建築物の除却に必要となった費用の3分の2以内が補助されます。ただし当該年度の予算の範囲内で補助するため注意してください。
分譲集合住宅の管理組合によって建物の外壁、屋上、廊下、階段、給・排水設備などの共用部分の修繕および改良工事を行う際、工事資金を金融機関から借り入れた場合、利息の一部を補給してくれます。1月から12月に管理組合が支払った利息と、当該期間の適用利率から1%を減らし計算した利子額との差額が補助金として支給されます。
ただし当該期間の適用利率が1%以下の場合は全額支払われます。補助される期間は、初回返済日の属する月から起算して10年間です。金融機関から借り入れる場合にのみに使用できるサービスなので、借りる予定がある人にはお勧めの補助金になります。申請期間など決められているため、詳しくは窓口で尋ねてくださいね。