マンションの大規模修繕を行う際に、業者選びは慎重に行いたいものです。しかし「調べてみると業者があまりにも多く、絞り込めない」「違いがわからない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、各社の特徴や実績・信頼性をもとに、埼玉県の業者をご紹介します。
高品質でありながら「価格は絶対の自信」と宣言するセラフ榎本の強みは、なんといっても低価格。大規模修繕工事では「10,000円から1億円の工事を対応」とうたい、優れた技術と高品質のサービスと、低価格の両立というコストパフォーマンスの良さを売りにしている会社です。そこには「居住者の大切な修繕積立金を使う工事である」という認識が根底にあり、品質管理に一切妥協はせず、すべて1次下請けで施工をすることで、「高品質で低価格」を実現しています。
本社所在地 | 埼玉県川口市芝中田2-34-16 |
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対応エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬 |
電話番号 | 048-265-1883 |
公式サイトURL | http://www.sei.ne.jp/ |
ヤシマ工業の創業は江戸後期、総合改修工事会社としては40年の歴史を誇り、大規模改善工事に絶大な信頼性をもつ企業です。ビルやマンションの総改修工事を数多く手掛けており、施工実績は4,000棟を超えます。基本的な施工はもちろん、築年数が古いマンションの耐震工事やアスベスト対策にも対応。1年目は回収工事を担当した現場代理人が、2年目以降は専門のアフターサポートチームが定期点検を行うなど、点検・保証などのアフターサポートも充実しています。
本社所在地 | 東京都中野区新井2-10-11 |
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対応エリア | 東京・埼玉・千葉・神奈川 |
電話番号 | 03-6365-1818(代表) |
公式サイトURL | https://www.yashima-re.co.jp/ |
マンションのリニューアル工事を専門とし、1963年の創業から50年以上にわたり、大規模修繕工事などで累計5,000件を超える実績をもつ企業です。豊富な経験を積んだ250名以上の専属職方が在籍し、アウトソーシングすることなくすべての工程を自社で担当しているため、高い品質・コストパフォーマンスを実現。2か月に1回という頻度で施工研修会も開催し、高い技術力をもった親方による指導を行っており現場の技術力の底上げにも力を入れています。
本社所在地 | 東京都練馬区富士見台4丁目43番5号 |
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対応エリア | 首都圏および関西 |
電話番号 | 0120-400-252 |
公式サイトURL | https://www.nihon-bousui.co.jp/ |
設立時から改修工事を専業とし、マンションの大規模修繕工事のみならず、商業ビルや学校、そして個人宅の改修も手掛け、50年以上にわたり確かな施工実績を上げてきた会社です。開業以来半世紀以上にわたり、死亡事故と重大災害0件が19,000日という記録を打ち出しており、高い技術力と盤石な危機管理体制は、南海工業の強みと言えます。保証やアフターサービスについても定評あり。リピーターも多数いることから、満足度の高さがうかがえます。
本社所在地 | 東京都世田谷区船橋3-26-7 |
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対応エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
電話番号 | 03-3483-7511 |
公式サイトURL | http://www.nankai-ind.co.jp/ |
マンションは鉄骨や鉄筋コンクリートでできている頑丈な建物が多く、何十年も現役として活躍してくれますが、やはり経年劣化は防ぎようがありませんし、雨風や排気ガスなどにさらされて知らず知らずのうちに傷んでしまいます。また、最近では築40年や50年以上経過している建物も少なくありませんので、まったく補修をせずに多くの人に賃貸に出すわけにもいきません。
そんなときに利用したいのが、大規模修繕専門業者です。戸建てや小規模のアパートとは違い、マンション全体の修繕を行うためには、専門の業者に依頼するほかないのです。まずは、どんな業者を選べばいいかそのポイントを簡単にご紹介します。
修繕業者はたくさんありますが、ビルのメンテナンスや一軒家の施工事例しかないところは要注意です。マンションならではの補修などもありますので、マンションの修繕施工実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。
また、マンションと言っても規模がさまざまですので、大型か小型のどちらの実績があるかも確認するようにしてください。
マンションの修繕は住人が住んでいる状態で行うことも多いので、きちんと挨拶してくれる、防犯対策をしてくれるなどの気遣いができる業者を選ぶようにしましょう。
埼玉県は、東京都や神奈川県、大阪府などに次ぐ人口密度の高さがあり、都内に通勤する人も多いためマンションの数もたくさんあります。東京都に近い都市部ではタワーマンションや大型マンションも多いので、大規模修繕の需要は高いでしょう。
また、面積が広く、埼玉県内でも南部と北部では気温差が激しいので、対応エリアが異なる業者を選ぶと、その地域の特性や気候に合わせた修繕が行えない場合もあります。埼玉県内で探すよりも、マンションのある地域の近くのエリアで探し、場合によっては東京都内の業者を利用するのもいいでしょう。
マンションの大規模修繕は、全体の基本的なチェックから行います。基本的なチェックとは、外壁の塗装・補修工事、排水管や給水管の取り替え、屋上の防水マットの取り替え補強などの大掛かりな修繕が必要かどうかを確認するということ。大規模修繕を行うことによってマンションの老朽化や不具合を未然に防ぎ、安全・安心に住める環境を維持することができます。またマンションの資産価値を守ることにもなるでしょう。
つまり、マンションの大規模修繕は、専門的な知識や技術力が必ず必要です。さらにマンション周辺の環境や立地条件などもしっかり把握することが重要になってきます。そのため、マンションの大規模修繕を専門的に行っている業者が経験も豊富なため安心です。
マンションの大規模修繕にかかる費用は、工事の内容にもよりますが高額になるケースがほとんどです。数回繰り返すうちに積立金が底をつくようなケースもあるでしょう。少しでも工事費用を抑えるために助成金について詳しく把握しておいて下さい。市によって対象条件など異なるため居住エリアの助成についてチェックしましょう。
埼玉県が行っている補助制度になり、さいたま市、川越市、熊谷市、川口市、所沢市、春日部市、狭山市、上尾市、草加市、越谷市、新座市及び久喜市を除く埼玉県全域が対象です。民間の建物が対象で、アスベストを取り除く工事等については延べ面積が1,000平方メートル未満の建築物の場合には定期報告の対象となる建築物に限ります。含有調査の補助金額は1検体当たり8万円かつ1棟当たり25万円で、取り除く工事を行う場合には1棟あたり工事に要する工事費の2/3かつ限度額は600万円です。
補助金の交付を受けるためには契約を行う前に、事前の申請と交付決定が必要となります。契約後に申請することはできないので注意してください。予算の関係上、年度内に申請を終了することもあるので早めに申し込みましょう。
アスベストが含まれている可能性がある吹付け材の分析調査や、吹付けアスベストまたはアスベスト含有吹付けロックウールを取り除く工事等を実施する際に費用の一部を補助してくれます。さいたま市にある建物が対象で、補助される額は分析調査の場合、要した経費以内の額で25万円が上限です。取り除く工事を実施する場合には1棟につき補助対象経費の2/3以内の額で600万円が上限となります。
交付申請を行う前に窓口にて、事前に調査や工事についての相談を行うようにしましょう。交付申請に必要な書類は多いため不備がないように、準備を入念に行ってください。申請期間も定められているので、ゆとりをもって期間内に提出できる体制を整えることが大切です。
住宅でのエネルギーの地産地消、効率的な活用を図り、スマートホームの促進に向けて、『創エネ・省エネ機器』設置を増やすための補助事業です。市民が居住する住宅に、省エネ対策を実施するためにかかる費用の一部を補助してくれます。たとえば太陽光発電装置や太陽熱利用システム、エネファーム、家庭用蓄電池などが対象です。設備ごとによって補助金額や上限が定められています。
ただし予算額があらかじめ決められており、予定額よりも申請額が超える場合には抽選で受理する申請者を決定するため、必ずしも申請が通るわけではないことを念頭に置いておきましょう。また年度内でも申し込みを終了することも多いので、早めに申し込んだ方が無難です。
民間建築物の壁や柱、天井などに吹付けられたアスベストの飛散によって市民の健康被害を防ぎ、生活環境の安全を図ることを目的にした助成金です。アスベストが含まれている可能性のある吹付け建材の分析調査や、吹付けアスベストまたはアスベスト含有ロックウールを取り除くための工事等を行う建物の所有者に対し要した費用の一部を補助してくれます。
除去等の工事の補助金は補助対象経費の2/3以内の額、かつ300万円までが限度額です。さらに施工者にも条件が定められており、(財)日本建築センターが審査証明した「吹付けアスベスト粉塵飛散防止処理技術」を有している者、(財)日本建築センター編集・発行の「既存建築物の吹付けアスベスト粉じん飛散防止処理技術指針・同解説2018」に掲げる工法に従って工事した十分な実績を有していると認められる者のいずれかに限ります。
必ず事前相談を行い、申請について確認しておきましょう。
建築物に吹付けられているアスベストの飛散によって市民の健康被害を防ぎ、生活環境の保全を目的にした助成金です。アスベストが含まれている危険性のある吹付け材の含有調査を実施する場合、費用の一部を補助してくれます。補助を受けることができる建築物の条件は川越市内にある民間建築物、明確な建築基準法違反がない建築物、同様の助成金の交付を受けていない建築物です。
含有調査に要した費用のうち上限25万円までの補助を受けることができます。補助金は年度予算で支払われるため、予想以上に多い申請があると年度の途中でも締め切ることがあるので注意してください。また申請の前に含有調査が終了した場合、補助の対象ではありません。
民間の建築物にある壁や柱、天井等に吹付けられているアスベストの飛散によって起こりうる健康被害を予防するために、吹付けアスベスト等が施工されている危険性のある建築物の分析調査を行おうとする民間建築物所有者に対して調査費用を補助してくれます。補助を受けることが出来るのは補助対象建築物の所有者または区分所有者の団体で、当該年度期限内の固定資産税や市民税等を完納している方です。
上限を25万円とし、含有調査に係る費用の補助を受けることができます。申請をおこなう前に設計図書及び現況写真などを持参し、窓口で事前相談が必要です。無事に申請を行うためにも必ず足を運ぶようにしましょう。
上尾市にある建築物の壁・柱・天井などに吹き付けられたアスベストを含むリスクのある吹付け建材の分析調査費用を補助してくれます。分析調査にはアスベストの含有の有無を調べる定性分析やアスベストの含有量を調べる定量分析があり、その両方が補助対象です。補助額は補助対象の経費以内の費用で、上限25万円までになります。補助金等交付申請書を作成する前に事前相談票を窓口に提出しなければなりません。
また補助金等交付申請書は公式ホームページからダウンロードするか、もしくは建築安全課〈市役所6階〉に置いてあるものを使用し作成しましょう。必要な書類も全て揃え、直接建築安全課までもっていってください。契約後の申請は受け付けてくれないので注意しましょう。